院長ブログ

頭じらみの話

カテゴリ:治療について| 2005.10.24

頭じらみは人の毛髪(頭、まれに睫毛や眉毛)に寄生して、人から人へうつる昆虫です。最近では保育所、幼稚園、小学校など集団生活の場で発生します。【虫と卵】

成虫は大きさ2-4mmの白色から灰褐色をした虫で動いていることが多いので簡単に見つけられます。虫卵は大きさ0.3~0.5mmの白色から灰褐色の卵円形のものが毛髪にくっついています。特に耳の後ろや後頭部の毛髪に虫卵を発見できることが多いです。

【症状と診断】

頭に点々とついている白いものや虫を発見したらしたら、皮膚科を受診して診断を受けてください。治療法、生活上の注意などの説明があります。診断は毛髪についた虫卵や虫を顕微鏡で確認して確定します。虫が吸血することでかゆみがでたり、湿疹になることもあります。

【治療】

しらみ駆除用のシャンプーを2日置きに4回行ないます。しらみ駆除用のシャンプーにはスミスリンLシャンプータイプ®)を使いますが、保険対象外ですので薬局で購入してください。シャンプーはしらみの成虫や幼虫には殺虫効果がありますが、毛髪にくっついた卵はこのシャンプーでは駆除されませんので目の細かい櫛などですいて除去してください。使用法はシャンプーをして5分待ってから洗い流してください。

【生活上の注意】

●家族内感染が多いのでご家族一緒に治療してください。
●保育所、幼稚園、学校に連絡して、他にも頭じらみの人がいれば治療してもらいましょう。同じ集団にまだ患者がいれば、免疫がつくということがないのでまた再感染します。
●布団は干して紫外線にあて、よくたたいてください。シーツなどの寝具は洗ってください。
●床は掃除機をかけて落下した卵を掃除してください。

【感染のしかた】

直接接触
頭同士をくっつけるように遊んだり、スキンシップすることで感染します。

物を介しての間接感染
帽子、マフラー、櫛、衣服、寝具などから感染します。

しらみは蚤と違って跳んだりしませんので、虫が遠くまで移動することはありません。

【注意】

頭じらみは伝染性のものですので、集団生活をする小児は誰でもかかる可能性があります。早期に発見して周囲の人たちと同時に治療することが一番の治療ですので、恥ずかしがらずに皮膚科を受診し、学校などにも連絡してください。また、散発的な流行は1年中、あちこちで見られますので、保護者の方は太陽光の下や明るいところでお子さんの頭髪を時々見てあげると早期発見にもつながります。

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