院長ブログ

くちびるの荒れ(口唇炎)

カテゴリ:治療について| 2006.01.26

くちびる(口唇)がかさかさする、かゆい、ぴりぴりする、皮がめくれるなどは冬場に特によくみられるトラブルです。口唇は皮膚と違って、角層が薄く皮脂膜がないので表面から水分が失われやすく、荒れやすい部分です。口唇は他の人からの印象を左右する部分で、また食事や会話などにも支障が出たり、女性ではメイクに制限がでることもあります。

軽い乾燥程度の軽症から、大きく皮がめくれ乾燥が強くなり、ひどくなれば口唇が腫れて口唇と皮膚との境界部(リップライン)に小さなぶつぶつが出てきます。口唇の周りの皮膚まで赤く腫れてくることもあります。

原因としては1.外的環境(気温、湿度、紫外線) 2.化学的刺激(口紅、リップクリーム、歯磨き剤、果物など、歯科材料や矯正装置、外用剤) 3.物理的刺激(喫煙、食事) 4.体調不良(感冒、胃腸疾患)などが考えられます。原因が2.のように接触性(いわゆるかぶれ)であれば避けることが第一です。実際、口紅やリップクリームなどによるかぶれによる口唇炎がみられます。

治療 軽い乾燥程度であればリップクリームで乾燥を防ぐことは有用ですが、かゆみや強い症状を伴う時は、湿疹としての治療が必要となります。弱いステロイドホルモン剤を外用し、保湿剤を併用していただき、場合によっては抗アレルギー剤を内服も有用です。小児では乾燥が強いため、無意識に繰り返しなめていることがあります。軟膏を塗りながらうまく、なめ癖に注意を喚起することで改善することが多いようです。

注意  自分では湿疹と思っていても、口唇ヘルペス、カンジダ症、他の全身疾患に伴う口唇の疾患の場合もありますので、治りにくい口唇の異常は皮膚科受診をおすすめします。
(参考文献:デルマNo.108,2005,12 口唇診療マニュアル)

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